IO2016まで1週間待てばいい話だけどAndroidVRについて戯言 - ReDo

2016年5月12日

IO2016まで1週間待てばいい話だけどAndroidVRについて戯言

踊らにゃそんそんとは言うけれど。

○経緯

2016.05.11の日本時間午後ぐらいに"AndroidVR"なるものがTLをどんぶらこっこしてきた。

Latest Unreal Engine preview mentions an 'AndroidVR' plugin
http://9to5google.com/2016/05/10/android-vr-references/

Unreal Engineのリリースノートに"Need to Integrate engine changes in support of AndroidVR plugin to 4.12, for day-and-date release"という文字列があったことに起因する模様だ。

あまり変に盛り上がって(反動でAndroidVR叩きになっても)困るし、気に入らないので、ちょっとだけ説明をTLに放流しておく。


・Google I/Oとは

Googleが1年に1回開催する開発者のためのイベント。Android色が濃くなりすぎてAndroid限定の別イベントの重要度が増したり、そもそも(Appleみたいに)デバイス発売サイクルが固定されているわけでも無いため、IOのその日にあまり重要度があるわけでもないが、なんだかんだ言って人気はある。

・Google I/O 2014のCardboardから

Google I/O 2014にさかのぼるが、「そんな高いものを使わないでもダンボールでVRはできる」と少々Oculusを買ったfacebookに対する煽りっぽく登場したのがCardboard。

Google Cardboard - Google
https://www.google.com/get/cardboard/

Cardboardが当時どういう位置づけだったのかは、以下のエントリで少しだけ分かる。めっちゃ面白いのでピチャイファンはマストリードだ。

Googleの知られざるCEO、スンダー・ピチャイを探して
https://www.buzzfeed.com/mathonan/google-ceo

・Cardboard

初期にはDurovis Diveにお世話になったがCardboard SDK for Unityが出てきたりして、このCardboardがパチモン、クローン含めいろいろ伸びた。

Androidのイメージ通りの「良いものは良い、安かろう悪かろうもある」をそのまま体言したようなCardboardは、あるいみらしいといえばらしいのかもしれない。

僕は裸眼立体視大好きマンなのでどうしてもCardboardにプラスのバイアスがかかる。


・YoutubeのVR(?)対応

Google I/O 2015でステレオ360度全天球動画撮影システム(ソリューション?)Jumpの発表があったり

Jump - Google
https://www.google.com/get/cardboard/jump/

その後、Youtubeがステレオ360度全天球動画の配信に対応してVR Videoとか謎の用語を名乗ったり

【VR Video】YouTubeが360度パノラマ+3Dステレオ動画アップロードに対応したので試してみた【Cardboard】
http://greety.sakura.ne.jp/redo/2015/11/vr-videoyoutube3603dcardboard.html

60fps出てたとしても首振り予測の無いCardboardはまぁ「なんとなく立体視デバイスかな」というローエンドの位置づけだった。

# ちょっとだけ言っておくとハコスコはローエンドではなくそういう低コストデバイスで、Cardboardは(対するハイエンドが存在する)ローエンド(な体験を提供する)デバイスだと思う。


○ここから推測・予想

で、Google I/O 2016は5/18-20(今年は3日間、Mountain View開催)でここでVRの何かを発表するっぽいのだが、漏れ聞いた噂と過去の事例をもとに、推測しておく。

・"Android VR"デバイスとは?

おそらく、"Android TV"などと同様の"Android VR"という個別デバイスが出て、SDKが出てアプリが作れるよ、Google Playで配布できるよ、ただしデバイスはPlayで米限定で年内発売だよ、あたりではないかと思っている。

Android OSをベースにした、アプリケーションフレームワークとGoogle Playで共通化アプリケーションストアをもったもの、"Android兄弟"ぐらいの言い回しがイメージに近いと思うが、おそらく一番メジャーなのが"Android Wear"、あとは"Android TV"とか"Android auto"とか。

だんだん離れていくが、GlassとかKindle Fireとかfirefox OSとかBrilloとかaraとかNexus QとかGALAPAGOSとかもさらっと把握しておくと(所詮Linuxユーザランドが違うもの、別名ソリューションがついたもの、登場時期が違うもの、みたいな区別がつけられるようになるとよりAndroidを愛せるようになると思うが、深追いは禁物だ。)きっと楽しくAndroidVRを迎えられると思う。

詳しい人またはカンのいい人なら分かると思うが、GearVRに対応している「Galaxy Android」も"Googleに許可をもらっているが、ただしAndroid公式ではない"というだけで、同類の兄弟だ。Androidは「3rdが勝手に作ったもの、あるいは3rdと秘密裏に作ったものをマージする」という、iOSに似たそれのプロセスで新機能に対応してきた過去の事例がある。


・Project Tangoのデバイス一般発売とはおそらく話は別

少し脱線したが、Project TangoもAndroid兄弟の話という意味では同様だが、こちらはおそらくAndroidVRとは別物で発表通り、冬にLenovo製デバイスが発売されると思っている。


・予想

本命:Gear VRクラスの高度な首振り予想のついたHMDデバイス。Snapdragon820機でGear VR同等の入力インタフェースを持つ。最大のメリットはGoogle Playでアプリが配布できること。

対抗:上記に加えて、なんらかの特殊センサが搭載され、ポジトラに対応する。Tangoから流用。

大穴:Gear VRクラスの高度な首振り予想のための縦穴がAndroidフレームワーク階層にぶち抜きで用意されるが、特定のNexusデバイスでのみ動作、2018年ぐらいに日本に来るが、iPhone7Sが有機ELで、iVRをぶつけてきて死ぬ。

あとはvulkanゴリゴリで「WQHDでデスクトップPC並のグラフィックのデモを見せてやろう!」みたいなのがついてきそう。


・あまり期待していない、その根拠

(Nexus7 2012やAndroid Wearのように)広く売る気のあるデバイスを開発しているのだとしたら、もう少し情報がリークされてもいいと思う。現時点でたいしてリークされていないことを見ると、小数に限定して頒布想定の開発者向けデバイスがAndroid兄弟として1つ発表されるだけじゃないかなぁ、と思っている。


○さいごに

この1weekがチャンスなのでみんな色々妄想してみてほしい。PV目的のただの翻訳とか転載再構成で盛り上がるのはちっともおもんないゾ。

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