2017年4月10日

技術書典2 サークル参加レポ #技術書典

技術書典2、おつかれさまでした。当サークルに遊びにきていただいた方、書籍を購入いただいた方、スタッフ他関係者のみなさま、ありがとうございました。

本エントリは、技術書典2の【当日レポート編】と、以下のツイートの通りのRe:VIEWでPDF作成+日光企画さんのWeb入稿+イベント会場直接搬入が大変便利で感動したのでその手順・経緯について記載した【制作編】を含んでいます。

【当日レポート編】

まずは当日のレポート編です。会場・サークルスペースの状況は以下のような感じでした。

頒布した書籍については先日のエントリ「技術書典2 れいぞうこのドア か-10にて「VRコンテンツのつくりかた」を頒布します #技術書典」を参照ください。

・B5オフセット表紙フルカラーのP.36 1種、119部持ち込み(発注数100)、1冊500円で頒布。90部(たぶん)販売。
・残りのうち10部(+1部見本)をCOMIC ZINさんの委託に預けたのでそのうち販売されると思います。
・ジャンル(?)はVRでした。もちろん技術書です:)
敷き布(1,000円)、ブックスタンド(100円)、写真立て(100均)、500円玉のコインケース(100円)を購入
・他ハサミ、名刺(値段カードなどに使用)、カラーサインペン、梱包テープ、ビニールテープ、スケッチブックを持参
・VRデバイスで余りスペースを埋める目的で、Daydream(Pixel XL+Daydream View)を配置

写真立てはダイソーで、「めっちゃ(同人誌即売会で)見たことあるー!」と感動して買いました。布は100均で売ってるカフェカーテンなどのサイズの小さな布をつなぎ合わせてもよかったのですが、足元を隠すまでのサイズが欲しかったのと、インパクトが足りないなぁ、と手芸屋をうろついたらかわいいくまモン布が安かったので買いました。そのうち端を処理したいですね。

小銭については500円玉[]を1本用意しましたが、とくに午前の猛者を中心にきちんと500円弾に余裕のある兵士が多く、結果500円玉は余裕で、午後以降100円玉が増え、100円玉ケースを用意しておくべきでした。

Daydreamは10名強ぐらいに体験してもらいました。Cardboardを知ってる人ほど良さをわかってもらえた感じで展示してよかったと思います。

上述の通りめっちゃ端っこでした。
柱と照明スペースに削られて四角いエリアを丸く歩かれてしまうケースにはちょっと厳しい感じでしたが、それなりに下準備の上最低限目につくブースにできたせいか、きちんと立ち寄っていただけた印象です。
3人同時に見本に目を通していただいたり、1人Daydreamを被った状態でも販売対応ができたり、端っこの余裕はこっそりと有効利用しました。
表紙について、背景色はともかく文字まわりのセンスのない彩度の低さは遠目には厳しかった模様です。次やる際には(あるのか?)もう少し遠目でもウケがとれるものを狙いたいと思いました。

頒布数については、知人の祝儀を中心に20-30がミニマム、被チェック(技術書典公式サイトでサークルチェックができ、マップが生成される、めっちゃ便利)数が40だったので50部あたりは期待できるのかなという感じでしたが、+αで手にとっていただけた感じで大変嬉しいです。
追記更新など、この先がんばりたいと思います。

【制作編】

制作編です。

原稿の制作にはRe:VIEWを使いました。
Re:VIEWはかんたんに言うと「Markdownぽいテキストを書いたらワンソースでPDF・HTML・ePubなどが生成できるしくみ」です。

もう少し本来の目的を汲むと「書籍執筆支援システム」でして、以下のリポジトリの設定ファイルなどに従うと、後述の日光企画さん(など?他の印刷会社さんはよくわかりません)でそのままWeb入稿できるPDFをコマンド1つで出力できます。

C89 初めてのRe:VIEW v2
https://github.com/TechBooster/C89-FirstStepReVIEW-v2

Markdown風テキストから一発ビルドできるため、GitHubなどで版管理はもちろん、複数人数執筆であってもレビュー・指摘修正をPRベースで最後まで回せます。
フォント周りもベースとなっているTeX側で解決できており、PDFへのフォント埋め込み、1ページ始まりの全ページノンブル(ページ番号)指定などもバッチリです。

どのようなPDFが生成可能かについては、公開しているPDFを確認ください。入稿後更新しているため、ページ数などすでに変わってしまっていますが本文としてそのまま入稿しているものです。


さて、本文PDFの話に続いて、表紙・裏表紙と入稿の話です。
この話はそもそもTechBoosterの書籍の章を担当した際に得た知見をそのまま個人サークルの同人誌に流用しているのでありますが、Re:VIEWベースのPDF入稿に実績のある日光企画さんに今回はお願いしました。

他の印刷所さんに詳しいわけではないのでこれが普通のことなのか全くわからないのですが、サイトやFAQを確認の上、以下の点を参照しながら入稿を進めました。

・Web入稿があり、PDF本文データとPNG表紙データでの入稿が可能

PDF本文データはRe:VIEW出力をそのまま入稿可能でした。画像がグレースケール化されるのでカラーPDFだと色つぶれがありそうなこと(最終的には気にしないで変換しちゃってくださいとお願いしました)、一部注釈のURL文字列がはみ出ている件などご指摘いただき恐縮でした。
表紙についてはFAQ 「データ入稿の場合、RGBの入稿は受け付けていますか?」の通り、「CMYK変換等、色味変化はどのようになっても構わない!」という前提であれば350dpiのPNGのデータ入稿で問題ありませんでした。
画像端に近い矩形についてはみ出る可能性があることについて確認いただき、縮小をお願いしたりもしました。

ちなみに、コピペ本の感覚で4の倍数とか8の倍数とかを気にしてしまったのですが、データ入稿の際には「最悪真っ白ページができる」だけで、入稿確認後にページ数(支払い金額)が決まるので関係ないとのことでした。気にせず28P予定から36Pまで増やしました。

・バックアップイベントに該当していれば会場に直接搬入いただける上に締め切りがかなり直前までいけてしまう

具体的には技術書典2は「4/9 バックアップイベント一覧とサービス」のカレンダーの通りとなりますが、今回利用したオフセット印刷のフルカラースタンダードセットでは「4/3表紙先行入稿+4/5午前本文入稿」でまだ10%引きの期間でした。

3月最終週入った時点の完成度がいいとこ2割だったので「最悪4月第1週で書いてコピペ本かな...」と思っていたところ、オフセ本でもまだまだいけることが判明し、4/3(月)に表紙と裏表紙をdetch-upして表紙先行入稿した後、二泊三日を駆け抜けて4/5(火)、12.1話を見た後でUnity5.6.0f3+Daydremの1章追加してフィニッシュとなりました。ちな残り1章、VRTKについては「もしかしたらRiftとVive同一プロジェクト・exeいけるのか?」と期待したのですが、そこまで甘いものではなく、OpenVRとUnityネイティブ対応まわりのうさんくさい香りを嗅いだところまででタイムアップとなりました。

そんなわけで無事(?)、VRジャンル技術書という偏ったポイントで好き勝手書いたオフセ本を頒布する経験ができて大変よかったのでみんなもやろう、という話です。
似たようなことをしてみたい方がいらっしゃいましたら、相談いただければ分かる範囲でならお答え・サポートしますし分かる人にトランスポートもできると思います。一緒にやっていきましょう

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