[Eclipse] Hello, Android World

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目次

1. はじめに

2014.07.07時点でのWindows 7(32bit)環境向け、Androidアプリ開発環境構築の手順です。他の環境の人は適時読み替えてください。

以下の手順でインストールします。

Eclipseはバリエーションが多く存在しますが、本マニュアルでは「ADT Bundle + Pleiades日本語化plugin + JStyle全角空白他特殊文字表示plugin」を選択します。英語で問題ない方は日本語化pluginは不要ですし、Android Studio等必要に応じてほかの選択肢をご検討ください。

2. Java SDK

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlから、Java SE 7の「Download JDK」を選択します。

ライセンスを確認し同意「Accept License Agreement」にチェックの上、お使いのOSを選んでください。32bit Windows 7の場合は「Windows x86」です。



ダウンロードしたjdk-7u60-windows-i586.exeを実行します。いくつか「次へ」ボタンを押してください。特に設定を変更する必要はありません。最後に「完了」を押すとインストール完了です。




インストールしたJDKにパスを通しておきます。エクスプローラ等から「コンピューター」を右クリック→「プロパティ」→「システムの詳細設定」→「詳細設定」タブ→「環境変数」→システム環境変数から「Path」を選択して「編集」を選択します。

変数値の最後尾に「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_60\bin;」を追加して「OK」を選択します。※編集にはご注意を!



コマンドプロンプトから「>java -version」と入力時に、『java version "1.7.0_60"』という表示が出ていれば設定は正常に完了しています。

3. ADT Bundle

Android SDK+Ecipse+ADT(Android Development Tools)Eclipse pluginがセットになったADT Bundleというものが配布されていますので、これをダウンロードして展開します。

http://developer.android.com/sdk/index.htmlから、「Download the SDK ADT Bundle for Windows」を選択します。



ダウンロードしたadt-bundle-windows-x86-20140624.zipを展開します。フォルダ名が長いのは削って、本マニュアルでは「C:\adt-bundle\」に展開したものとして説明を続けます。

続けて、Eclipseの起動前にpluginを先にインストールしてしまいましょう。日本語化が不要な方はこの手順はスキップしてください。http://mergedoc.sourceforge.jp/index.html#pleiades.htmlから、「Pleiades プラグイン・ダウンロード」の「最新版」を選択します。(※安定版との差分は確認しておりません。)


展開後、readme\readme_pleiades.txtの通りにeclipseのpluginとfeaturesフォルダにコピー後、eclipse.iniを編集。最終行に「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」を追加します。

続いてJStyleのpluginをインストールします。ADT BundleがEclipse 4.2.1をベースにしてるため、http://sourceforge.jp/projects/mergedoc/releases/?package_id=12531から、JStyle 4.2.1.0の32bitをダウンロードします。


展開後、about.htmlの通りにeclipesのpluginsフォルダにコピー。

【★注意★】ADTBundle20140624(adt-bundle-windows-x86-20140624.zip)には必要最低限のファイルが含まれて居ないため、先にSDK Managerによるエミュレータイメージを含むSDKコンポーネントのダウンロードが必要です。付録3. SDK Managerとコンポーネントの更新の作業を先に実施してください。

4. Hello, Android World!

さて、ここまでが環境構築です。Eclipseを起動し、初めてのAndroidアプリケーションを作成しましょう。

adt-bundle\eclipse配下のeclipse.exeを起動します。



メニューからファイル→新規→プロジェクトを選択します。


新規プロジェクトウィザードからAndroid→Android アプリケーション・プロジェクトを選択します。


新規 Android プロジェクトに以下の項目を入力します。半角英数でApplication NameにHelloWorldと入力すると自動補完されます。その他の項目は変更しないで問題ありません。





それ以降はしばらく「次へ」を選択、最後に「完了」を押して、Eclipse Projectを生成。

関連ファイルが自動生成されます。Eclipseウィンドウ内のパッケージ・エクスプローラにエラー(びっくり)マークが出ている際には、「プロジェクト」→「クリーン」を実行してください。


Androidのコンポーネントのloadを待って、こんな感じの画面になれば成功です。続けて、自動生成されたこのアプリを起動してみましょう。さりげなくここからもう一山あるのでがんばってください。


プロジェクトのトップフォルダを選択した状態で、右クリック→「実行」→「Androidアプリケーション」を選択します。既存のAVD(Android Virtual Device)がなければ追加画面が表示されます。




AVDのパラメータは色々いじってみてください。RAMは512Mなり1024Mなり、お使いのPCにあわせて足りる分を設定してください(ただし少なすぎると起動しないことがありますが…)。また、外部ストレージも少な目のサイズでもいいので設定しておきます。


ここまでエミュレータが起動したら、もう一度Eclipseに戻って、プロジェクトからAndroidアプリケーションの実行を選択します。androidのロゴが表示されたブートアニメーションが20分以上続く際には内部でタイムアウトしているケースがあります。Windowをclose後、再度起動してみてください。

あるいは、PCのスペック不足等でEclipseのコンソールに「Failed to install HelloWorld.apk on device 'emulator-5554': タイムアウト」の様なエラーが出て起動がキャンセルされる際には、ウィンドウ→設定→Android→DDMSからADB接続タイム・アウト(ミリ秒)から、タイムアウト設定を長めに変更してください。

また、ここまでがんばらせておいてなんですがRAMが3.2GBまでしか認識できない32bitWindows7でエミュレータでの開発は現実的でありません。64bitの8GB以上のRAMが搭載されたPCに乗り換える、または手ごろなAndroidの実機1台を用意することを強く推奨させていただきます。


エミュレータ上のアプリ画面に「Hello world!」という文字列が表示されていればOKです。では、続けて試しにこの文字列をちょっとだけ編集してみましょう。


Eclipseに戻って、res\values\string.xmlをダブルクリックして、strings.xmlを編集します。Elementsのhello_world(String)を選択して、Valueを『Hello, Android World!』に修正して、「ファイル」→「保管」して上書き保存してください。


もう一度アプリケーションを起動して、きちんと文字列が変わって居れば成功です。ようこそAndroidアプリケーション開発の世界へ!

付録1. Eclipseの推奨設定

いくつかEclipseの推奨設定を以下に記しておきます。

テキスト・ファイルのエンコードはUTF-8に


設定→一般→ワークスペースにて、テキスト・ファイルのエンコードというデフォルトの文字コード設定がありますが、標準設定がOSに依存します。(たとえばWindowsであればMS932)必ずUTF-8に直してください。

Androidのコーディング規約とフォーマッターについて

まず、AndroidのオープンソースプロジェクトAOSPにはコーディング規約が存在します。Androidアプリケーションの開発においても、これをベースにしてカスタマイズルールの加えるのが望ましいと思われます。

AOSP:Code Style Guidelines for Contributors
http://source.android.com/source/code-style.html
※有志の日本語訳はこちら

また、EclipseにはJavaコードを自動的にフォーマットしてくれる機能があり、フォーマットルールの設定を、外部xmlファイルからインポートすることができます。コーディング規約にそったEclipseのフォーマッター設定xmlが公開されています。

※本docのアーカイブ内にandroid-formatting.xmlを梱包しました。そちらを使ってください。

android-formatting.xmlをEclipse配下の任意のフォルダに配置後、Eclipseのメニューから「ウィンドウ>設定」「Java>コード・スタイル>フォーマッター」を選択後、「インポート」ボタンをクリックし、android-formatting.xmlを選択してください。

以下にformat前のソースコードと、「Ctrl+Shift+fを1回押しただけ」のformat後のソースコードを示します。



フォーマッターの設定に加え、CheckStyle・FindBugsを組み合わせるとコードの質を高めることができる他、均質化が進み、コード共有・レビュー時の効率が向上します。是非利用してください。

付録2. Android SDKとADTのアップデート時によくおきるトラブルについて

Android SDKのアップデート時の上書きエラーについて

Windowsではファイルシステムの都合により、更新対象のファイルが開かれてたままだと上書きできないことが発生します。その際にはEclipseを終了させ、adb.exeが動作していない状態で、SDK Manager.exeをコピーの上実行するか、それでもうまくいかない際にはSDKをインストールした"android"をフォルダを"android_old"の様にリネームの上、再度新規インストールを試みてください。

ADTのアップデートについて

ADTのアップデート後、異常終了が発生する場合には、Eclipseの-cleanフラグ付き起動を試みてください。

追加ライブラリjarファイルはlibsに配置

SDKr17から、追加jarは「libs」フォルダ配下に配置する必要があります。「libs以外のフォルダに配下に配置+ビルド・パス追加」ではビルド時には成功しますが実行時にエラーになりますので、移動してください。

付録3. SDK Managerとコンポーネントの更新

ADT BundleはSDK Toolsや最新Androidのエミュレータイメージを含みますが、あくまで最低限の範囲のみが含まれます。実機で開発時に必要なUSB Driver他、他バージョンのコンポーネントやドキュメントもダウンロードしておきましょう。

adt-bundleインストール直下のSDK Manager.exeを起動します。proxy設定の自動読み込みがうまくいってない際にはインストール可能なコンポーネントリストのダウンロードに失敗しますので、Tools→Optionsから必要なアドレス・ポートを設定の上、Packages→Reloadにて読み込みなおしを試みてください。



ちょっと細かいですが、以上の通りAndroid 4.4.2とAndroid 4.0.3の「SDK Platform」「Samples for SDK」「ARM EABI v7a System Image(エミュレータ)」「Sources for Android SDK」、Extras配下の「Google Play services」「Google USB Driver」を選択してInstallしてください。


選択したコンポーネント数によりますが、相変わらずダウンロード+展開には時間がかかりますので余裕のある際に実施願います。また、ファイルが利用中で上書き更新できなかった旨のエラーダイアログが表示されることがありますが、その場合には指示通りにWindowを閉じて、再度起動してください。

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