2017年3月31日

退職に関するFAQ

Q. これはなんですか?
A. 退職エントリです

Q. なぜ書こうと思ったの?
A. みんなの退職エントリが楽しそうで、ぜひ僕も書きたいと思っていたからです。そもそも書く機会はあまりないのでせっかくだから、という気持ちもあります。

Q. なぜFAQ形式なの?
A. 世の中よくある退職エントリに書かれがちな内容はすでにローンチ済みという認識でして、よく聞かれることについて諸情報をまとめておこうと思い、FAQ形式にしてみました。

また、なぜ「すでにローンチ済み」なのかという件について、ここで注釈させてください。

みなさんの退職エントリを読んでいて思うのですが、長い時間をかけて積み上がったものを一瞬に圧縮した結果、「これは後から読み返したらつらい気持ちになるのではないだろうか」というものをしばしば見かけます。
退職を決めてから実際に退職のための作業をすることはそれなりに大変で、「ほんとに辞めるのが正解なのだろうか」と数日ごとにコロコロ心境が変わったりもしました。そんな中、最後にまとめて全てを吐き出すのではなく、小出しにしていけば、気持ちの揺れ幅も記録・整理できてよいのではないか、というのを試した結果になります。

# 結論としては、小出しそのものは正解だったのですが書く場所はチラ裏でもよかったかな...という評価です。


以下、主観による整理は入っていますが、退職活動の中で社内・社外の方に聞かれたことをベースにまとめています。

Q. いつやめるの?
A. 4月頭より有給を消化し、6月末に退職予定です。

Q. 次は決まっているの?
A. 決まっていません。しばらく生きられる貯金はあるので、最大2年を目処に1年ぐらいはのんびりするつもりです。

Q. ブランクがあくと社会復帰できなくなるのでは?
A. のんびりすると言っても多分勉強したりコード書いたりしている予定です。また、社会人に復帰できるように、徐々にフリーランスに近い形態は目指そうと思っています。あまり考えていないとも言えます。

Q. じゃあ何をするつもりなのですか?
A. VR関連を中心にあまり遊べていない積みデバイスがあるので、順番に遊ぼうと思っています。Webまわりの勉強しなおしもしたいです。

Q. なぜやめようと思ったの?
A. いろいろありますが、3つにまとめています。

1. 1回ぐらい辞めてみたかったのと、しばらく働かないでも生きていけるので
2. 会社がインターネットと仲良くしなくなっていく中で、それをみんなそんなに困ってなさそうだったので
3. 自分の知ってることを経験ゼロの人にどうにかやらせて技術的に得るものが何もない業務がつらくなったので

2, 3あたりに関する愚痴は以下のエントリを参照願います。「本当にITを生業にしている方の所業なのか?」のようなことはいっぱいありました。

共有されないと情報として意味がないのだから、「情報共有」という用語はそもそもおかしいのではないか
「知識がないと、どれくらい知識があるのか測れない」問題
良書という概念が理解できた時点で勝ち

Q. もったいなくない?
A. もったいないと思います。

おそらく「それなりの位置を確立しつつ、まっとうな社会人として65歳とかまで安定して暮らせそう」度では、人生のピークじゃないですかね...

ただし、僕の魂は小学校の社会科見学の最中に、
『火災報知機に"強く押す"と書いてあったので軽く押すなら大丈夫だと思って押した』
その時から何も変わっていなかった模様です。

Q. やめそうだけどやめないキャラじゃなかったの?
A. そうですね。2つほど言い訳を。

ひとつは、「ギークだけが集まった部とか課とかそういう組織を作れる日がくるかもしれない」と本気で信じていたことです。
もう一つは、そう自分に言い聞かせる必要もあったということです:)

Q. ○○が原因でやめるのですか?
A. 特定の何かを挙げる方がそれなりに居たのですが、さすがに16年間勤めた年寄りですし、瞬間的な何かで即バーストというわけではありません。複合的なポイント蓄積による数え役満です。

Q. ○○が人探してるらしいからどう?○○とかやってみない?
A. お声がけいただくのは大変ありがたいのですが、まずは「はたらかないでござる」を満喫したいと思っています。また、色々錆び付いてる(ごまかしている)面があって、メンテナンスしてからじゃないとご迷惑をかけるんじゃないか、とも思っています。

著者一覧が先に出てしまったVRエンジニア養成読本の自己紹介の欄にも記載しましたが、「暇なら○○に遊びに来たらいいよ!」みたいなお誘いをいただけると大変喜びます。関東近隣でないところでも、旅行ついでに遠出もしたいと考えています。

Q. 引き止められなかった?
A. それなりにびっくりされたり、困った顔をされたりはしましたが、強く引き止められることはなく、意思は尊重してもらいました。

まぁ、引き止めるって対等な会社との契約で言うとおかしな話じゃないですか。その原則を越えたような話は一切なく、「ヒアリング」「昔話」「アドバイス」「最後せっかくなので説教」のような範囲で済みました。

ただ、予想を上回る反響はあって、それなりに予想外のことになったりもしました。これは、面白がってもらえてたり、神輿として仕事ができていたということなのかな、と少しホッとしました。

Q. いいなー
A. いいだろー

2017年3月 6日

良書という概念が理解できた時点で勝ち

books.jpg

「○○に読んで欲しい良書N選」みたいな話が定期的に世の中には流れてきますが、そもそも「良書」というものがどういう概念なのか、そのメリットを体得していないとそういうN選情報って有効に使えないな、って思います。

絵本でも、マンガでも、ラノベでも、音楽でも、アニメでも、「良いメディアを人に紹介される/人に紹介する」経験を積んで、良コンテンツとして認識する練習をしておく必要があって、「良書とは、良書というものがどういう概念なのか理解できるようになるスキル習得率が高い書物」みたいな再帰的なものを感じます。

さて、載せた写真は「もうそろそろ家に持ち帰り始めないとまずいやつ一式」ですが、色々な本を持ってきたり貸したりした感想を3つほど。


1. 積極的に貸しても、メリットは薄い


主体的/受動的、貸す/借りるという2要素の組み合わせのうち、「価値があったな」と感じる順に並べると、不等号は以下の様なイメージです。

「主体的に借りる」>「受動的に借りる」>>>「主体的に貸す」>「受動的に貸す」


以前書いた情報共有の話と似ているんですが、積極的に情報を収集するアンテナが育っていないと砂漠に水をやるようなもので、「新聞くらい読んでおけ」が概ねのシーンで役に立たないのも同じ話だと思います。

反対に、人が良書だと評価したものを借りる・後で買うのはかなり価値が高いです。自分で良書を探すのではなくて、積極的に人から良書を紹介してもらいましょう。アニメやゲームを紹介されて人生が豊かになるやつです。


2. 本がずらっと並んでいると、本人の価値観だけが増幅されて、他の人との認識の差が大きくなる

このずらっと並んでいる写真を見ると、僕本人はそれなりにテンションが上がるんですが、自分の中で既に積んでいる良書体験を思い出して幸福感が生まれる回路が働いてしまうだけで、この本棚を見たほかの人の評価が連鎖して上がるわけでは決してないということです。

あまり気にしないようにしてきましたが、これに対して「うわっ」「全部ようてんさんのですか」みたいな感想が多かったですね。もっと酷い人は「私物のゴミを会社に保管するなよ」みたいな感じのコメントをしてきます。


3. それでも、効率アップには貢献してくれたと思っている

それでも、「顔をつきあわせて2時間×10回」みたいな話をある程度代替できるのが書籍の備蓄・貸与のいいところだと思っています。

特にノンデザイナーズデザインブック、リーダブルコード、yanzm本3冊セットは「あまり本を読みなれていない人にも押し付けてメリットが発生しやすい」運用コストの低い良書だと思っています。僕が本を押し付けた何人かの人が、「良書」の概念を理解するきっかけになっていればいいのですが。

2017年3月 1日

SAO劇場版オーディナル・スケールの感想脳内垂れ流し(※ネタバレ注意)

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